TS(テクノロジーサービス)

テクノロジーサービスTECHNOLOGY SERVICE

大規模SIの企画構想から、構築、運用保守まで、End to Endデリバリーを提供します。またODCに代表されるオフショアソーシングモデルで、お客様のビジネスを支える強固な礎を築きます。解決方法をご提案し、施策実行まで伴走します。

事業概要

3万人規模のエンジニアリソースを活用し
お客様に「技術力」と「専属チーム」を提供

ベトナム最大級のデジタルコングロマリット・FPTグループの一員であるFPTコンサルティングジャパン(FCJ)。その最大の強みは、本国に3万人規模のエンジニアリソースを抱えていることです。TS(Technology Service)では、その強みを活かした課題解決ソリューションを提供しています。TS内には、TSとES(Enablement Service)の2つの部隊が存在します。TSは、DX加速ニーズへの対応、老朽化するシステムへの対応、IT人材不足への対応、さらに日本のIT人材だけでは対応が難しい、大規模な情報システムの企画構想から構築、運用保守に引き渡すまで、オフショアを含めた体制を組織し、End to Endでサポートしながら、プロジェクトを推進します。ESは、安定的なIT開発・保守運用を実現すべく、オフショアにお客様専用のエンジニアチームを立ち上げる「ODC(オフショア開発センター)」の企画構想から関わり、立ち上げ、運用まで充実したサポート体制を提供しています。

事業紹介資料

End to Endビジネス・ライフサイクル

LEADER’S
VOICE
豊富なエンジニアリソースにより、
「実装」と「ODC」立ち上げを強力に支援

TSチーム マネージングディレクター
荒木 寛

大学卒業後、大手食品会社のIT子会社に入社し、インフラ、基盤、SAPなどを軸にグローバルプロジェクトを約6年経験し、その後、外資系大手コンサルファーム(アクセンチュア社)に転職。同社ではインフラやアプリケーション開発から運用まで様々なプロジェクトに携わり、また、中国、インド、フィリピンとのオフショアプロジェクトも多く経験した。2016年から2020年までの5年間は同社のフィリピンセンターに駐在し、日本向けサービス開発に貢献。2021年にFPTコンサルティングジャパンに転職し、ベトナムのタレントを日本のクライアントがうまく活用するためのサービスを提供。

IT人材不足という喫緊の課題を解決する、
オフショア開発によるEnd to Endのサービス

日本はIT人材が不足しており、実装フェーズに入っても、エンジニアが確保できず、開発がなかなか進まないケースがあります。一方で、ベトナムFPTグループでは、3万人以上のエンジニアリソースを抱えています。また、日本企業のDXをサポートすべく、グループで大学と日本語学校を運営することで、後進の育成にも力を注いでいます。

ベトナムは親日国家ですが、日本企業が直接、ベトナムのIT企業またはエンジニアとコンタクトを取ることは一定のハードルがあります。そこで、日本とベトナムの連携強化を目的に、2019年にFCJが誕生しました。FCJがコンサルティングを担い、FPTソフトウェアジャパンとベトナムFPTが構築、運用保守を行うことで、DXを一気通貫でサポートできる体制は、現在、多くのお客様から大きな信頼を獲得しています。そのなかでTS(Technology Service)チームは、大規模な情報システムの企画構想から構築、運用保守へ引き渡すところまで、End to Endのサービスを提供しています。

そしてもうひとつ、開発から運用保守まで、ベトナムのエンジニアによる専属チームを発足し、安定的な開発・運⽤組織を実現するES(Enablement Service)事業を展開しています。ESでは、お客様専用の開発センター「ODC(Offshore Development Center)」を立ち上げ、提供しているのですが、日本企業のIT人材不足という喫緊の課題解決に対する有効な手段として、非常にご好評をいただいています。単純なオフショアへの業務委託ではなく、お客様とFPTグループ、双方の強みを活かした体制を構築することで、ビジネスを支える強固な礎を築くことが可能です。規模別のODCにも対応しており、数名から20名規模のスモールスタートから、20名から100名の中規模、大規模なものですと、お客様の中長期計画に基づき、数年後を見据えて、数百名単位のリソースを確保したODCを立ち上げるようなケースもあります。お客様の状況、ニーズにあわせたご提案ができるため、細やかなサポートが可能です。ベトナムのエンジニアたちは優秀で、日本企業の多様なニーズに応えることができる人材がいます。豊富なエンジニアリソースと対応力の高さには、自信を持っています。

年100%以上の事業成長率
新たなチャンスは、刺激と成長をもたらす

コンサルティング会社のイメージは「提案まで」という方も多いと思いますが、FCJでは、提案から開発、運用保守まで、End to Endのサービスを提供しています。すべてをワンストップで対応するため、常に未来を見据え、お客様に真に寄り添った提案、サービスを提供する責任がそこにはあります。FCJは現在、年に100%以上の成長をし続けています。日々、新たなお客様との出会いがあり、多種多様なご相談が寄せられています。なかには、先進技術を活用した、チャレンジングなものもあります。そうした環境の中に身を置けていることは、私自身にとっても非常に刺激的ですし、ベトナムのエンジニアたちの成長にもつながっていると感じます。

「オフショア開発」と聞くと、中国やインド、フィリピンといったイメージのほうが日本では強いかもしれませんが、実はベトナムでも日本向けオフショア開発が盛んです。その中で、ベトナムFPTグループは、日本のマーケットを大切にしており、日本を向いて、日本語教育までエンジニアに提供しています。また日本とベトナムの時差は2時間と短く、お互い意思疎通が取りやすいという、物理的なメリットもあります。

一方で、オフショア開発に対して、安かろう悪かろう、といったネガティブなイメージを持ったお客様もいらっしゃいます。日本とベトナムをつなぐことで価値を創出しているFCJとしては、そのイメージを払拭し、ベトナムのエンジニアたちの高い技術力とバイタリティーを、しっかりと日本企業に届けることも、重要なミッションであると考えています。おかげさまで、現在、取引のあるお客様の多くは、オフショアを活用していることを意識することもなく、多様なBX、DXを推進されています。もちろん、オフショア開発の成功には、さまざまなポイントがあります。日本のIT人材を活用する場合とは、異なる部分もあります。それでも、圧倒的なリソースと対応力は、お客様にとっても、そして働く私たちにとっても、大きな推進力となっています。

SUB LEADER’S
VOICE

日本が抱える、深刻なIT人材不足
豊富なリソースを武器に実装を担う

TSチーム マネージングディレクター
田中 肇

日本のIT人材不足は深刻で、国内ベンダーに依頼しても断られてしまうようなケースも増えていると聞いています。そのなかで、豊富なエンジニアリソースを抱える我々FPTグループに対するお客様からの期待感の高まりを強く感じています。
Technology Serviceは、大規模な情報システムの開発・運用におけるコンサルティングを担うチームです。開発時には、ときにオフショアを含めた百名単位の体制を組織しプロジェクトを推進しています。またEnablement Serviceにおいては、お客様専用の開発センター「ODC(Offshore Development Center)」の立ち上げを担当しており、お客様のご要望や課題に応じて最適な方法をご提案しています。
開発を担うベトナムのエンジニアたちは皆、真面目でやる気に満ち溢れています。仕事もスピーディで技術力も高く、大変驚かされます。国民の平均年齢も31歳と若く、一緒に働いているとそのエネルギーに圧倒されることもあります。彼らから見れば、お客様は他国の企業であるにもかかわらず、まるで自国の企業にように、真摯に、常に本気で仕事と向き合っています。いまの日本では、「人がいない」を理由に、DXが停滞している企業も多いと認識しています。日本とベトナムをつなぐことで、日本の社会課題まで解決できたら、そう願っています。

田中 肇/大学卒業後、外資系大手コンサルティングファーム(アクセンチュア)入社。 27年のコンサルティング経験を経てFPTコンサルティングに参画し、Technology Serviceの立ち上げに従事。 これまで主に総合化学、素材業界を中心に基幹業務系のコンサルティング、ERP導入を数多く手がける。製造~原価・業績管理や販売/購買、コード/マスタ管理など幅広い領域に従事した経験を持ち、システム構想立案~構築・保守運用に至るE2Eのライフサイクルをカバーしたサービスを提供する。

日本企業が見えてない、
もっと幅広いオフショアの活用方法

TSチーム ディレクター
Ngoc Nguyen(ゴック・グエン)

昨今、日本企業のDXにおいてオフショアを活用する場面が多くなってきています。しかし、言語の壁や文化の壁が問題となり、オフショア活用に対して品質面や生産面に不安を覚えるお客様も多くいらっしゃいます。その結果、オフショアを活用する場面も限られた下流工程の単純作業にとどまり、日本側の管理オーバーヘッドも大きく生じています。
私たちTSチームの仕事は、お客様のビジネスを支えるITシステムを、提案から開発、運用保守に引き渡すまで、End to Endで提供していくことです。フロントに立つFCJでは、日本人もしくは日本語堪能な外国人が上流の仕事を担い、お客様とクオリティの高いコミュニケーションを図ることができます。バックではFPTグループが保有しているスキル豊富な優秀なエンジニアリソースを武器に、着実に品質の高いシステム開発・運用を提供します。お客様にオフショアの強みを確実に届け、従来思われているオフショアの弱みを打ち消すことがTSの使命だと思っています。
日々、日本人とベトナム人と他国人との間に囲まれ、多言語多文化が自然と湧き溢れているこの職場はとても楽しいです。この活気をお客様の課題解決にも生かしたいと思っています。

Ngoc Nguyen/東京大学卒業後、日本企業の開発SE等の職を経て2011年にFPTベトナムに入社、オフショア現場での開発マネジメントを経て2016年にFPTジャパンに移籍。FPTベトナムから初めていたERP事業、とりわけDynamics 365やSAPに引き続き注力し、大企業の基幹システムの導入開発においてもオフショアリソース活用の拡大を目指し、日本企業のDX加速に貢献。

ベトナムにお客様専用の開発センターを立ち上げ
コスト削減やITリソース不足、
属人的運用からの脱却を支援

TSチーム ES(Enablement Service)ディレクター
稲葉 貴春

私は前職で、中国のエンジニアを活用したオフショア開発に携わっていました。しかし中国は昨今、人件費が高騰しており、コストメリットを生み出しづらくなっている状況にあります。そのなかでベトナムは、コストが安く、技術力も高いという点に大きなポテンシャルを感じました。
現在、私はES(Enablement Service)部隊のリーダーとして、IT開発・保守運用において、お客様専用の開発センター「ODC(Offshore Development Center)」の企画構想、立ち上げを主に担当しています。
最近は、ひとつのお客様の中でも様々な部署の方からご発注をいただくケースが多く、また、FPTでも、技術や要件に応じて委託するチームが異なります。ESの役割は、それら異なる部署やチームが個別に動いている案件を横断的に管理し、すべてのプロジェクトの品質を底上げすることです。
例えば、プロジェクト管理手法、進捗管理や課題管理、報告資料を統一し、プロジェクト運営状況を可視化します。それにより課題を早期に発見し、解決することができます。
ご要望としていちばん多いのは、コスト削減ですが、オフショアを含めた私たちが提供するITサービスが安定しなくては、コスト削減は実現できません。品質を保ちつつお客様のITコストを下げるという目標を実現するために、お客様と共にITコスト削減に向けた戦略を策定し、その戦略に従いオフショアチームと連携しながら運営します。
この戦略の策定から実際にプロジェクト運営をするところまで、End to Endでお客様に寄り添いながら、コスト削減を実現することがESの最大ミッションであり、私にとっても大きなやりがいになっています。

稲葉 貴春/野村総合研究所に入社し、システム構築、運用保守にシステムエンジニアとして経験を経て、中国オフショア拠点の立ち上げに参画。同社で11年間従事した後FPTコンサルティングジャパンへ入社。 Enablement Serviceチームを立ち上げ、Offshore活用を軸としたIT戦略の策定やその後の導入・適用に至るまでE2Eで携わり、顧客のITコストの削減やITリソース不足の解消に貢献。これまで基幹系業務のシステム構築、運用・保守、ERP導入、Offshoreを活用したシステム開発や運用保守の業務移管を手掛ける。