LMS(ローコード・モダナイゼーション サービス)

ローコード・
モダナイゼーション サービスLOW-CODE & MODERNIZATION SERVICE

戦略や要件定義から伴走し、レガシーシステムを最適化する「モダナイゼーション」、生産性の高い「ローコード開発」によって、ビジネスの変革を迅速に支援します。

事業概要

「モダナイゼーション」と「ローコード開発」によって、
レガシーシステムからの脱却と攻めのDXを実現

LMSチームでは、2軸のサービスを提供しています。ひとつは、多くの問題を抱えるレガシーシステムからの脱却をEnd to Endで支援する「モダナイゼーション」。2025年には、導入から21年以上が経過するレガシーシステムが6割を超えると言われています。しかもその多くが、企業の中核を支える基幹系システムです。長年継ぎはぎでシステム構築を繰り返した結果、システムが複雑化し、改修コストの負担が増大するなど、企業全体のIT予算を圧迫している現状があり、レガシーシステムからの脱却は、日本企業全体の喫緊の課題となっています。
そしてもうひとつが「ローコード開発」です。昨今、世界が注目するこの手法は、ローコストかつスピーディな開発を実現します。これまでレガシーシステムに圧迫されていた予算を、新たなビジネスや業務改革のための新システムなどの開発・導入に活用することで、これまで対応が遅れていた「攻めのDX」を大きく推進することが可能です。また、最近では生成AIを活用した業務改革ソリューションや開発生産性向上にも取り組んでいます。LMSチームでは、過去と未来のIT最適化、攻守のDX推進をお客様に寄り添い、真摯にサポートしていきます。

事業紹介資料

ローコードサービスメニュー
ケイパビリティ

LEADER’S
VOICE
問題だらけのレガシーシステム
日本企業の90%以上が抱える課題を2軸で解決

DX LOWCODE

LMSチーム ディレクター
田畑 昌生

コンサルティング、ITソリューションの分野を20年以上経験し、専門領域は大規模業務システムにおけるプロジェクトマネジメントやITグランドデザイン、業務改革、DX対応、Low-Code推進。証券系シンクタンクにて証券関連のITプロジェクトに多数参画後、KPMGあずさ監査法人にて、ITリスクマネジメントのコンサルコンサルティングプロジェクトに従事。その後、NTTデータ経営研究所にて情報戦略策定や大規模プロジェクトのPMO、組織・業務プロセス・システムの抜本改革に係るコンサルティング等を遂行。フロンティア・マネジメント、アクセンチュアを経て、2020年10月にFPTコンサルティングジャパンに参画。

日本企業のDX推進を阻害するレガシーシステム
ITコスト削減とDX推進を同時に実現

日本企業の90%以上が、レガシーシステムを抱えています。さらに、そのうち約80%の企業が「(レガシーシステムが)社内ビジネスのデジタル化の足枷になっている」と回答しています(※)。これが日本の現状です。結果、企業のIT予算の80%は、既存システムの維持や管理へ割り当てられ、DXの推進スピードを阻害する要因となっています。

問題は、それだけではありません。レガシーシステムの保守運用に対応できる人材の退職・定年による人材不足、メーカーのサポート切れによるセキュリティリスクといった、経営の根幹を揺るがすような問題も存在します。

LMSチームが提供する「モダナイゼーション」は、多くの課題を抱えるレガシーシステムからの脱却を、コンサルティングから開発まで、End to Endで支援するサービスです。モダナイゼーションとは、古い情報システムを新しい環境に移行(レガシーマイグレーション)したり、複数の情報システムを統合して最適で使いやすいものに再構築したりすることを指します。その効果は絶大であると断言します。たとえば、IT資産をクラウド(新しい環境)に移行することで、ITコストは大幅に削減できますし、保守性も大きく向上します。

これまで企業のIT予算の大部分を占めていたレガシーシステムの維持コストが減れば、ビジネス革新のための「攻めのDX」に予算を投入できるようになります。また、人材リソース面でも効果が見込めます。システム運用の効率化によってこれまで管理に携わっていた社員のリソースが空き、そのかわりに新たな価値を生み出す分野に関わることで、モチベーションが上がり、アクティブな行動を引き出すことにつながっていきます。モダナイゼーションによって、モノ・カネ・ヒトを変革することで、企業の競争力を大きく高めることにつながるでしょう。

攻めのDXには、LMSチームのもうひとつの軸であり、強みである「ローコード開発」がDX推進に大きく寄与します。可能なかぎりソースコードを書かずに、アプリケーションを開発するローコードは、低コストかつスピーディで、高い生産性を持つのが特徴です。世界でもこのテクノロジーは大きな注目を集めており、2024年の段階で、アプリケーション開発の65%以上を締めるという統計もあります。急成長を遂げている理由は、ローコード開発がコスト面だけでなく、さまざまな面で優れているからです。業務適合性の高いシステムを比較的容易に構築でき、さらに保守・運用は簡単で、機能カスタマイズも柔軟に対応可能です。

一方で、日本は深刻なIT人材不足であり、2025年時点で、約43万人のIT人材不足になると予想されています。そのため、レガシーシステムからの脱却も攻めのDXも、そもそも頼める会社がない、というケースも多々あります。しかし、ベトナム最大のIT企業・FPTグループの一員であるFPTコンサルティングジャパン(FCJ)では、ベトナムに数万人規模のエンジニアを抱えており、オフショア開発によって、この課題を解決しています。さらに現在2,400名以上のローコードエンジニアが在籍し、そのうち8割が認定資格を保有。今後、3,000名規模まで拡大予定です。この豊富なITリソースによって、多くの日本企業が抱えるレガシーシステムの問題ならびに、人材不足の問題を解決することで、日本の社会課題の解決にも寄与できたらと考えています。

※出典:一般社団法人 日本情報システム・ユーザー協会/株式会社野村総合研究所「デジタル化の取り組みに関する調査」

さまざまな分野のスペシャリストが集結
お互いを補い合いながら大きな力を発揮

LMSチームは、コミュニケーション能力やロジカルシンキングのスキルに優れた人材と、優れた開発経験者とが、それぞれがもつ能力にマッチした役割を適材適所にアサインしていくことにより、コンサルティングから設計開発、運用保守、BPOまですべてをまかなう。まさにEnd to Endを実践できる、日本でも非常に稀有な存在であると自負しています。

「モダナイゼーション」においては、まずはレガシーなシステムの全体、問題点を把握することが重要です。システムを移行するのであれば、レガシーなコードから最新のコードへの切り替え(リライト)を行うことで、保守・運用を担当する人材確保のハードルは下がり、環境を移行することで、メーカーのサポート切れの心配もなくなります。またレガシーシステムの多くは、UI/UXが古く、使いづらい傾向にありますが、これも再構築(リビルド)やローコードの活用により飛躍的に改善されることになるため、利便性も大きく向上します。レガシーシステムが抱える課題は多岐にわたりますが、各分野のプロフェッショナルが集うLMSチームでは、コスト削減をはじめ、お客様の多様なニーズにあわせ、最適なアプローチをご提案のうえ、ワンストップでサポートしています。

新たなDX推進を可能にする「ローコードの開発」においても同様に、End to End でのコンサルティングサービスを提供しています。LMSチームには、この分野のスペシャリストも在籍しています。ServiceNow、OutSystems、Microsoft Power Platform、Mendix、Pega、intra-martといったプラットフォームを用いています。OutSystemsに関しては弊社でライセンスの販売を手がけるなど、強力なパートナーシップを築いており、日本国内では上位3社に位置づけられています。

どちらも、オフショアとニアショアを組み合わせて開発を進めることで、通常、日本のみで業務を行う場合に比べ、ローコストでプロジェクトを進めることが可能であり、コスト競争力には自信を持っています。また昨今、コストメリットや政情の面で中国などからベトナムへシフトする企業は増加しており、安定した政治状況、若く仕事に対して意欲のある国民性はそのまま、豊富なITリソースの質の高さにもつながっています。

急伸するベトナム経済に呼応するように、FCJもまた、急成長を遂げています。背景には、「柔軟な社風」もプラスに働いていると考えています。たとえばBIG4のような規模のコンサルティングファームの場合、成熟した制度やサポートシステムは充実していますが、ベンチャーマインドや個々人の情熱が仕事に活かされづらいケースが多くあります。その点FCJは、思いさえあれば、形にしやすい環境が整っています。実際、LMSチームに関しても、私個人の発案から立ち上がったチームであり、自分の思いがカタチになったことは、大きな充実感とやりがいとなり、そのまま仕事への情熱につながっています。

チームのメンバーも、私と同じように熱意とチャレンジ精神にあふれています。それぞれがさまざまな分野のスペシャリストでありながら、常にメンバーが心をひとつにし、互いを補完しながらプロジェクトにのぞんでいく。ひとりでは決して成し得ない大きな力を発揮できるのが、LMSチームならではのストロングポイントだと確信しています。